市崎の家住宅の見積もり金額が出た
ある程度は覚悟はしていたもののかなーりのオーバー
減額案を施工担当のY氏と頑張って作成したものの
到底足りない減額金額
1年に及ぶ実施設計期間にじっくりと濃密に書き上げたプラン
何度も何度も変更し書き直した図面は最高の住宅に仕上げた。
途中、オーナーの御父様(某スーパーゼネコンOB)
に、一ノ瀬さん、あなたが描いたこの住宅は
品性のある建物に仕上げなければならない。
の言葉に少しプレッシャーもあったが
なんとか、自信作に仕上げた。
明日の夜までに大きく面積を削った設計変更案を作成する。
深夜、誰もいない事務所で一人
シュンスケが魂込めて書き上げた平面詳細図に又赤ペンをいれる。
「品性のある住宅にするために。」
夕方、サコッペがみかんをオイチャンから貰ってきた。
まだ、その蒼く硬いみかんは熟してなく
かなーり、しょっぱかったが
なんだか美味かった。
建築男の熱い魂が目を覚ました。
やるばい。