建築士 一ノ瀬勇が日々思った事を綴ります。
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艶・鉄骨鳶
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CGクリニックの棟が上がった
秋の青空の中非常に複雑な鉄骨がどんどん
組みあがっていく。
クレーンが次々に鉄骨を吊り上げ
鉄骨鳶が動き回る
フランジの上は10cm
足袋姿の男達は
地面の上と同じように走り回る
現場につき、鉄骨鳶をみた瞬間
20年前のことを思い出した。
足場鳶だった自分は鉄骨鳶や鉄塔鳶にあこがれていた。
今でも高いところは現場監督よりも自由に動き回れるが
常に命をかけて動き回る鉄骨鳶は気合が違う。

今でも忘れられない鮮明な記憶
二十歳になった、寒い冬
ある大きな現場で自分達、足場鳶と鉄骨鳶
高層の現場で一緒に仕事をした。
その現場は鉄骨が非常に複雑で難しい
工程的に厳しく、鉄骨を建てながら
連続して自分達が吊足場を架けて行った。
又、鉄骨そのものがH鋼ではなく、丸鋼材だった。
鳶たちは足袋の裏をきれいに拭き上げ
滑らないよう、釘で傷をつけていった。
手甲・脚袢を締め上げた。
早朝から一升瓶の栓をあけ、無言で酒を回し飲む
これから命をかけて挑む、男の仕事。
自分も死ぬ気だった。その日、現場で死ねれば本望だった。

今では考えられないが
スーパーゼネコンの監督たちも
命をかける男達の儀式を
見てみぬふりをしていた。

時代は変わっても、自分の想いは変わりはしない。
今でも鉄骨鳶にあこがれる。

一人だけ、現場事務所で無言で食事する男は
職長である。風格が違う、男の色気が全く違う。
現場の中で色んな職種があるが
鳶は特別である。ましてや鉄骨鳶は特別の中の特別
自分も現場事務所に入る前に、その職長に
自己紹介、宜しくお願いしますとにきっちり頭を下げた。
にこっと笑っていただき。
緊張がとけた。
その後の施主との打ち合わせ中も気が気でなかった。
鳶たちの動きをその風格ただよう職長のあざやかな
仕事振りをずっと見ていたかった。
現場監督の◎岡さんも、ニヤッと笑って、職長違うねっと言ってた。
真っ青な秋空に映える、その男は
サイッコーーーーーに
艶やったばい。

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by ichinose-blog | 2008-09-29 22:48 | 人物
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