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佐賀市で工事を続けている、物件名S_L_H(佐賀県弁護士会館)がもう少しで竣工する。
計画から竣工まで本当に長い時間を費やした、 一番最初の打合せはいつだったかのかも思い出せない。 久しぶりの故郷、佐賀県内での大型物件、 いろんな想いが交錯する、複雑な物件でもあった。 自分は勤務設計士だったときは、佐賀県を代表する設計事務所でもある ㈱石橋建築事務所に勤務していた。 当時の事務所はものすごい人数の建築士がいて活気があり 県内の大型物件はほとんど受注するほどの勢いであった。 自分は福岡支店勤務だったがほとんど、佐賀本店の大型物件を担当させられていた。 仕事の内容は大型物件や、多種多様な用途の仕事に携わることが出来て 20代の自分のスキルをUPさせるにはすばらしい環境でもあった。 ただ、福岡での刺激的なライフスタイルを充実させながら 佐賀のなんともいえない保守的な考え方がとてもとてもつまらなく、 葉隠精神的な自分を殺してガマンして事を成す的なことが理解できなくて面白くなかった、 人から指示を受けて仕事をすることがいやで、30歳でポンと会社を辞めた。 福岡で独立をして、今がある訳だが 最近ようやく佐賀や長崎でも声をかけてもらえるようになった 独立当初はなかなか、物件に恵まれなかった。 福岡で少しだけ実力をつけたことで、今回、設計管理コンペに推薦していただいた。 今回の物件の敷地はお世話になった石橋建築事務所の近所ということもあり 若干プレッシャーでもあった。 コンペ自体は運よく勝ち抜くことが出来て、今回の受注になった。 他社のプランがどんな感じで、当社が選ばれたのか?わからないが 自分の思う弁護士会館を素直に少し斬新に提案をした。 コンペのプレゼンテーション時には、なんとうちだけ、パワーポイントの映像が繋がらず 自分の口だけのプレゼンになった。声を嗄らし、汗だくで話をした。 画像や映像に頼らないプレゼンが逆に自分にとって 開き直り、素直に想いが話せたのかもしれない。 本日、最終現場打合せ、ずっと、打合せをさせていただいている 建設委員会の池田先生と田中先生、二人と色々と話こみながら 現場を見て廻った、彼らは自分の今回の設計の最高の理解者でもあります。 感慨深くいろんなところを廻り、この形に拘った、経緯を確認しあった。 正面の看板は繊細な形よりもより大胆に弁護士会として品格をもったデカイ、サイズに変更した。 もう打合せがなくなると思うと寂しくなる。 この佐賀の中心地に自分が設計した物件が建つ 自分の渾身の想いは機能、デザインとしてわかってもらえるはずだ。 設計契約時、弁護士数十人のなかで、設計趣旨を話す場があった。 それこそ、百戦錬磨の弁護士の先生達から厳しいご指摘が多々ありました。 つるし上げられた気分だった。 最後に苦しさ紛れに出た言葉が 「最後に出来上がったときにわかりますから、 そのときまで待たんですか?」 いよいよその時も近づいてきた、最後まで気を抜かず走り抜けます。 緊張してきたバイ! ![]()
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